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相手の声・言葉がきつい~当事者の声

発達障害者の多くが抱える感覚過敏は、いろんなところで影響します。居酒屋や駅ホーム(特に都内など)、学校など声が混ざり合って聞きたい音が聞こえにくいなど・・・

これだけじゃないんですよね。

相手から発せられた声や言葉が必要以上にきつく、大きく感じる時があります。特に気持ちに余裕がない時はなおさらきつく感じます。

じゃあ相手に小さい声で話してもらえばいいんじゃない?それが合理的配慮だ!と単純に言えない事もあるんです。相手は普通に話しているつもりだから、なんでここで声を小さくしなきゃいけないのか?と思っているかもしれないし、逆バージョンでストレスを溜めているかもしれないんです。

実は最近まである人の言葉がもう胸につきささって、話そのものが聞けなくなってしまっていました。けして大声を出しているわけではないのですが、怒鳴られているような感覚に常に際悩まされ、ノイローゼ状態にまで落ち込みました。

ある時ふと、もしかしたらわたしのきこえ方がおかしいんじゃないかと気づき、こっそりみみせん(100均)をして1日過ごしてみました。

当然ながら周囲の声や音は半分になる、そしたら楽!今まできついと感じた言葉や音が、きつく感じなくなってきました。

気持ちに余裕ができた分、相手への憎悪も消えてごく普通に接する事ができるようになりました。

まあ、あいかわらずきついのはきついんですけどw

余裕で受けとめられるようになってきました。

余裕ってほんとに大事で、心に余裕ができると大半の事がだいじょうぶになるんです。

わたしの場合は情報のデトックスが余裕につながったわけでして。

発達障害者の多くがあらゆる情報を全身で受けとめてしまう面があり、これは心の余裕を無くす一番の理由かな・・・・。

やっぱ耳栓は当事者の必需品だわ~っと自覚したしだいです。

みみせんで人の話をきくなどとけしからん!と怒る人もいるかもしれませんけど、こちらとしては健康がかかっているわけでして。耳はいちおう毛で隠してます笑

今のところ文句言われた事がないので、まああいいか~というところです。(上村)

公開日 カテゴリー 未分類

聡美上村について

虐待体験者、ADHDとアスペルガー症候群保有のハイブリッド。うつ病2級の精神障がい者福祉年金受給者。2014年にアルプス実践カウンセリング(北澤康吉氏代表)にて、カウンセラー3級取得。研修生らと共にのぞみカウンセリンググループをたちあげる。自身の体験をもとに当事者会をしばしば開催しています。

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