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(レポ)親子の発達障害あるあるラボ

5月11日に開催されました、親子の発達障害あるあるラボのレポートです。

今回はスタッフ含め大人11名、子供5名での開催となりました。

発達障害児の子育ての苦労する点、二分の一成人式で将来なりたいものを言わされるのツラい、先生が良いと関わりが手厚くなって通いやすくなる等話題は雑談形式で多彩に生まれました。

療育の話題もありました。
療育も本人の発達の程度を考慮しながら、押し付けにならないように実施していかないと、学びそのものへの抵抗感が生まれてしまうといった話がありました。
発達障害ケア界隈では、療育の是非は常に語られています。ユーザーとしてもなかなか目が離せない話題でした。

今回の参加者には不登校経験者の方もいらっしゃいました。その場では発言はありませんでしたが、帰り際に不登校について私に話をしてくれました。

「 私の担任はとても変な先生で、私はその先生の事がとても嫌いでした 。
すぐに私を槍玉にあげるんです。
突然ステージに上がって歌えと言ってみたり、私が苦手な事を人前でやらせて私を笑いものにするようなことを好んでしている先生でした 。
なので学校に通うのはとても苦痛でした 。
週に何回か休みながらも学校に通えたのは、仲の良い友達のおかげだったと思います。
休んでいてもそのグループだけは私を快く受け入れてくれたからです。」

長らく視線恐怖や広場恐怖などの「他者の目に晒される恐怖」に悩まされてきた彼女の言葉はとても重く、少なくとも学校で二次障害と思われる原因を作ってきた気配を感じさせる話でした。

私の子供も、保育園から集団への適応は諦めてしまったクチなので思うのですが、時として管理目的で集団の中で統制が行われる場面があります。
いじめなんて特にそう。
それをする事で管理しやすくなる、居心地良くなる誰かの為に異物は餌にされてしまう。

スタンフォード監獄実験みたいなもんです。
看守役と囚人役を決めて各々演じさせたら、ものの3日看守役は非人道的な振る舞いを笑顔で行い、囚人役はそれを受け続けるようになる。

集団の力動は時として暴走する事も良しとする場合がある。
甘い汁を吸いたい誰かの為に搾取されないよう、誰かを搾取しないよう、対話はどうしても必要である。

そして、ソーシャルスキルトレーニング。
勉強も必要だけど、その前に生きるために対話を行えるように、嫌なものは嫌だ、しかし、成長の為ならリスクは取れる大人にする為にも。

そして、大人は子供が逃げ込める場所であれ。本人に選択させる余地を持たせよ。
そう思えた会でした。

次回は大人の発達障害あるあるラボです。
6月15日(土)穂高公民館第3会議室、13:30~です。
皆さんのお話、楽しみにしています。

写真は知らない間に息子が撮って作ってました。ギャラクトロンかっこいいよね。サンダーブレスターも激カッコいいよね。

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