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(レポ)本田先生講演会in松川村

大北圏域にある3つの児童通所支援事業所が連絡協議会を発足するという事で本田先生を講師に招き記念講演会が行われました。

内容は「発達障害の子どもの子育て・教育」~成人期に向けてやるべきこと、やってはいけないこと~これは聴きに行かねばということで行ってきました。会場のすずの音ホールには本田先生のファンや発達障害者支援センターの方々、養護学校の先生、保健師や発達障害の子どもを持つ保護者など総勢250名近くが席を埋め尽くしました。

本田先生から先ずこのような連絡協議会は豊田市で行政主導ではやっているところはあるが、事業所が主体となっては今までに無く、草の根的な取り組みだというお話をされました。(おぉ~大北圏域気合入ってきたぞ!)

発達障害とは発達の「異常」。異常とは規格外れていて不便。症状の軽さと社会適応の良さとは必ずしも比例しない。本当にやってはいけない事はそんなに沢山は無い。世間では全ての子どもを定型発達に沿わせようとする。親は教えなきゃストレス、子どもはやらされる・やらなきゃストレス。そういう中で成長した子供は親や学校から受けたトラウマ・体験が抜けず二次障害を発症しやすい。

発達障害のタイプと育ちの4タイプをおもしろ・おかしく説明してくれました。ここで詳しく書いてしまうとライブで本田Drのセミナーを聴くお楽しみが無くなってしまうといけないので今回は割愛。でもちょっとだけ・・・自閉症スペクトラムの特性の一部は、他の発達障害の併存で目立ちにくくなる。僕の知り合いが「こだわりと不注意のせめぎあい」と言っていましてねー。(どこかで聞いたことあるフレーズだなぁ・・・)精神科医は変な人が多いんですと分類表に自分を当てはめて説明する本田先生。頂いたレジメには一句【グレーとは白では無くて薄い黒】本田秀夫 55歳/長野県。会場から若く見えるという声が聞こえる。発達障害は見た目歳をとらないというのは本当なのか!?

幼児期の支援の仕方、学童期の支援の仕方、思春期以降の支援方針。特に思春期の「支援つき試行錯誤」共感しながら施行錯誤に付き合う。情報提供と考えの整理は行うが誘導・助言は控える。本人主体で親はわき役に徹する。失敗しても絶対に本人を責めてはいけない。これ健常児の親でも中々できていないですよね。疲れる前に休養を取る。健康でハッピーな生き方、ネスト東京・山梨の活動・取り組みも話てくれました。趣味で横でゆる~く長く繋がれる居場所作り。ネスト東京では鉄道やアニメ、ゲームなど共通の趣味を持った子ども達が年齢の垣根を越えて繋がっているそうです。なんて素晴らしい取り組みでしょう!(鉄道の話をしている時の本田先生は鉄マニ・鉄オタクにしか見えなかったのは会場にいた人にしかわからないのが残念!)最後に本田先生から「子どもの気持ちを汲んで欲しい」という切なる願いを会場にいた人に伝えてお開きとなりました。

最後に講演会恒例のアンケート用紙を記入。今後やって欲しい企画などありましたらご記入下さいの欄に「発達障害あるあるラボ トークライブin大北(自閉症啓発の取り組み)」と記入。もちろん連絡先も書いてきました。来年お声かかることを願いつつ、ネスト安曇野が立ち上がれば良いなと思った一日でした。

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