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(レポ)障害者の就労先見学2019版

今日は松本市内にある株式会社 ハートフル松本MVPとアルプス福祉会の一つ第2コムハウス・ゆいの二か所を見学させていただきました。

ハートフル松本は就労継続支援事業A型事業所でエフピコから請け負った食品トレーとペットボトルのリサイクルがメインの事業所です。一人ひとりが役割・責任を持って安全に仕事に取り組んでいました。

A型事業をは雇用契約を結ぶだけあって、自分から出来る力・自分の働く環境を自分で整える力が求められます。黙々とトレーの選別をする利用者。そのスピードは健常の人よりどうみても早い・・・。毎朝目標設定して作業終了後は振り返りをする。スタッフ・利用者が目標に向かって日々頑張っているだけあって、昨年の社員旅行はなんと沖縄の石垣島!忙しい時期には土曜日・祝日出勤もありますが、何よりも自分のことを最優先してもらうというのが理念。素晴らしい!

11月から松本駅前で発達障害と発達障害と診断されていないグレーの人向けの就労移行支援事業を新たにスタートするとのこと。仕事内容の幅も広げておりまだまだ目が離さない事業所です。

そしてもう一つ伺った第2コムハウス・ゆいは就労継続支援B型事業と生活介護事業、同じ敷地内に居宅介護事業を行っている多機能型事業所です。

ここではコンビニやパチンコ屋から出たペットボトルとアルミ缶の分別作業と資源物回収、ぼかしの製造、シフォンケーキの製造、企業から請け負った作業(施設外作業)など様々な仕事を行っています。

生活介護事業では芸術に力を入れており、11月には青空芸術祭という企画もしています。生活介護の人にも出来る仕事を、出来る仕事は生活介護の人にもやってもらう。社会参加も出来るのが多機能ならでは。

農福連携にも力を入れていてJAとタイアップした作業も行っていたり、敷地内に農産物の直売所があったり福祉の最先端を行っている印象を受けました。

こちらの事業所も一人ひとりに配慮した仕事目標、日課表を作成して視覚支援しながら見通しを持って一日作業に取り組むを実践していました。

今回二か所見学させて頂きましたが共通していることは「目標を持つこと」。生きていく上で目標を持つということは、障害ある無しに関わらず大事な事だということを改めて感じ取ることができました。そして今日出会った全ての利用者が挨拶がきちんと出来ていたこと。挨拶ができない社会人もいる中で、挨拶が出来る障害者は輝いて見えた一日でした。

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