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イイトコサガシ6時間ワークショップ


トークライブの次の日(7日)午後1時からびっちり6時間のワークショップに参加してきました。1時間おきに5分間休憩が入るので、実質的には4時間のワークですけどね。 参加者はわたしを入れて3名でした。内容を考えたら、これはまことにもったいない事です。アンケートでも、もっと宣伝してほしかったとの意見があり、次年度の課題ですね。

トークライブ大人の部を閲覧された方は、ご周知でしょうが、会場いっぱい使って躍動的に、動かれます。おおげさなパホーマンスに、圧倒された人多数、会衆の集中力を高めるための、演技的パホーマンスだというのは、聞いたことがあります。

実際に、ワークショップでは、もうちょっと静かでしたよー。時々大きなパホーマンスは、ちょっとだけありましたけどね。

冠地さんのワークは、何度か参加しましたけど、引き出しの豊富さは相変わらず。説明もゆっくりで丁寧でした。しつこく質問してきた人にも、きちんと答えていました。

イイトコサガシのモットーは、やる気のある人が体験すれば良い、疲れた、試したくないなど、やる気スイッチが入らない時は、自由に退場してもいいというもので、押し付けはしません。批判も受け付けるし、答えてくれます。

楽しくなければ、続かない、だけどレジャーではない!効果がなきゃ意味がない、といった姿勢は、サポーターとして学ぶ点は、多いです。

正直にできないものは、出来ないと言う点、これもできていない人が圧倒的に多いなぁ。通常は、その逆ですから。

結果、誰も出て行かなかったです。

1時間は、普段働かせない脳みそをびっちり使って、コミュニケーション力が鍛えられる、たしかに演説を1時間聞くよりも、効果あるかも。マニュアルを覚えるというより、試す勇気がつく。ことばのボキャブラリーをたくさん列挙して、実践していく体験、ここで得られるのは、失敗してもいい、試した時点で大成功といった経験値です。自己肯定感まじであがります!

冠地さんが積み上げてきた11年、千回以上の実績は、すごいっす!

最後の2時間は、わたしとのワンツーマンだったので、必然的に個別ワークショップになりましたが、ほとんど疲れませんでした。これなら、10時間ワークショップも、いけそうです。

次回は、さらにお互いにパワーアップして、出会いましょう❗️

イイトコサガシのコミュニケーションワークショップ

平成最後のあるあるラボびっくり企画「発達障害あるあるラボトークライブ2019」が昨日無事に開催されました。

運営裏話をしてしまうと基本みんなで自分のしたいことを好き放題話をしまくっている状況なので「みんな話わかってる?大丈夫?」と誰かが必ず確認しているやり取りが繰り返されつつ当日を迎えます。
準備段階では、他のメンバーが沢山働いてくれました。上村さん、パタパタさん、樋端先生がメインエンジンになって、他のメンバーがタイヤになっていたように思います。

当日は「会場の入り口がわからないわ!」とか思いながら会場入り。

あるあるラボは、基本的にどんな些細な内容でも、他者の経験から学ぶ事は多く、専門家の知識もどれだけの他人に会ってきたか、会ったことで磨かれてきたかがわかります。

信州大学の小児科医である新美先生による講演は、その視点の暖かさが伝わってくる発達障害の基礎知識の講演でした。
世間的に問題とされる内容でも、どんな対応をするかによって違ったものになりますよねー。

午前中の親子の部では、中学生の発達障害当事者の子供も登壇です。そういえば、昨年は私の息子がドサクサに紛れて登壇していたので、毎年当事者が本人が居るのが名物のトークライブです。

滅茶苦茶ハードなどうかしている学校の対応話もあり、私の経験した保育園リタイア話もありつつ、今うまくいっている子供の言葉は輝いておりました。

学校の課題で出された作文の読み上げ、親への感謝、将来の夢、親同士へ繋がりから子供も楽になるという語り、本当に良い子育てをされてきたんだというのがひしひしと伝わる中学生の語りで、私、壇上から涙ぐみながら「お母さん!今日は特別美味しいもの作ってあげて!」とつい叫んでしまいました。

子供の内はやはり良い支援者に恵まれるかどうかがサバイバルの大きな鍵ではありますが、ここで「親から自己開示して良い対応をする人と繋がっていこう」という話が出ます。

実はこれ大きな前振りでした。

午後の部では極端にキャラ立ちの良い「イイトコサガシ」ファシリテーターの冠地さんが、ディナーショーで演歌歌手が各テーブルを歌いながら周るが如くフロアで喋る(しかし、喋る内容はかなりシビア)というパフォーマンスを見せながら、トークライブ参加者が各々体験を語りました。

己の中の自尊心。社会に揉まれる事でこの自尊心が削れて立ち上がれない状態が二次障害へと繋がるなら、己の中の自尊心と経験をセルフプロデュースするという「攻めの姿勢」を持つ事も戦略の一つという提示がなされたのが今年のトークライブのハイライトでした。

「周囲に理解ばかり求めずに、自分も自己開示とその場から1歩歩みを進めてみよう!」

考えてもみれば、あるあるラボも発達障害当事者を地下金脈に見立てている側面もあるんですよね。

まずは仲間作り。
安全基地を作ったら、過剰な枠組みに気を付けながら、お互いに最小のリスクで最大のメリットが生まれるような努力を。

昨年ありました
「発達障害当事者は努力をせず定型に迷惑をかける」
「そりゃ周囲の定型の皆さんが発達にマッチした支援を考えてないせいだろ」
という対立構造への打開策が今年提示されたような気がしました。

お互いリスクをとって新しい世界へ行きましょう。

まあ、情報量が多くて今年も午後は私が大変ボンクラになっていましたが、演奏、折り紙、絵画、立体造形など才能の光具合が半端ないイベントになりました。
会場の広さは丁度良かったですねー。
次回までに企画に上がっている同人誌が出せると良いなあ。

参加された皆さん、参加されなかった皆さんもありがとうございました。
次回の平成最後の発達障害あるあるラボは4月20日南松本なんなんひろばで13時30分からです。宜しく〜!

(ひろぽん)

発達障害あるあるラボトークライブinしおじり、たくさんの人の主体的な参加があり新美先生、冠地さん、かっくん&かっくんパパをはじめとするゲストの皆さん、初参加の皆さまともさまざまな化学反応が起きました。フロアからやロビートークでも繋がりがたくさん生まれて大満足でした。


展示で参加して下った方々もたくさんいて、いつもながら当日まで何が出るかわからない宝箱のようなドキドキがありましたが、予想以上の盛り上がりでした。

500円の参加費だけの独立採算、持ち寄りパーティー方式のイベントでしたが、予想以上の盛り上がりでした。遠くは仙台から。また県内各地から140人の参加者がありました。今年は上村さんのおかげで塩尻市、塩尻市教育委員会の後援も取ることができ、昨年より運営も少し進化しました。(ドタバタは変わらないけど)何とか収支はトントンにはなりそうで良かったです。

パネラーではいつものメンバーに加え新美先生、ハーモニカかっくん&かっくんパパ、 南澤さん、冠地さんの予定ゲスト。そして中学生をはじめ登壇していただいたサプライズスピーカーもみなさんもすごく良かったです。

ロビーではほたか野の花カフェだもんでのコーヒーや焼き菓子の販売や中村さんや吉田さんの啓発デコレーションも素晴らしく、針金アートや絵、レジンなどの手芸、飾り付け、ヘルプマーク、兄弟会、通信制高校、うつリカバリーエンジンなどいろんなグループの情報も集まりました。昼休みも長めにとったのでロビーでの交流もたくさん生まれたようです。

来年は事業所や教育関係者も巻き込んでやりたいですね。
皆さまありがとうございました。

(はぐれドクター)

2019年3月30日、松本圏域の家族会などの連合である「てまり会」主催の精神保健福祉講演会で、オープンダイアログを推進する精神科医の斎藤環先生の講演会が開催された。家族、当事者、医療、福祉の支援者を中心に300人を超える会場からあふれるくらいの参加者があった。
残念ながら医者はみなかったなあ・・。

オープンダイアローグは、1980年代にフィンランドの過疎地で始まった取り組みである。
クライシス状態となった患者や家族から連絡を受けたチームが24時間以内に訪問し、改善するまでオープンでフラットな場での1時間〜1時間半程度の対話による治療ミーティングを継続するという治療の技法と思想である。
急性精神疾患の寛解率、再入院率、薬の使用率などもこれまでの入院、薬物療法、そしてリハビリといった旧来の方法に格段に比べてよいというエビデンスも蓄積されてきている。

このオープンダイアログが我が国でも注目を集め、その発展型の未来語りのダイアローグとともに、さまざまな対人支援の現場で活用されるようになってきた。

対話実践のガイドライン

そもそも対話とは主観の交換と共有であり、どちらが優位とか正しい客観があるとかではない。 対話になっているかは双方に変化が生じているかがポイントである。どちらか一方だけに変われというのはありえない。
良かれと思ってやっている指示や説得は結論が先行しているモノローグであり、当事者の力を奪ってしまっていることに気づくべきである。
落とし所を定めず、対話の継続こそが目的とするのは治療チームとしても楽である。そして何よりいいことは支援者に高度な専門性が求められないということ。
(むしろ偉ぶる専門家と、それに忖度する支援者が弊害になる)

オープンダイアローグでは物語の書き換えと、ネットワークの修復が同時におこる。ヒエラルキーを排したフラットな場で言語化と共有という2つの治療メカニズムで患者が良くなるのは当然だという。

また急性期ほど、 症状がいろいろ表している、急性期ほど窓が開いているという意味で窓が開いている。ある意味チャンスである。

ダイアログは「今日はこの時間をどう使いたいですか?」「今日はどこから始めましょうか?」などという開かれた質問からはじめる。
クライエントの安心と安全こそが最優先であり、直面化させて相手を変えてやろう発想はオープンダイアローグにはない。また支援者自身の心配事から出発することもポイントであり「あなたこのままだと大変なことになりますよ」と相手の不安を煽るので無く、自分の不安を伝えて協力を求めるところからはじめる。
健康度が高くない人に対しては不安を煽るやり方は効果がないしむしろ有害である。

オープンダイアログではリフレクティングという技法も特徴的である。
これは当事者に支援者どうしが率直に対話するのを聞いてもらうというもので、これをやるためには支援をヒエラルキーのないチームでやることが必須となる。(最低2人のチーム)

オープンダイアローグは世界中で盛り上がってきており、実践や研究のエビデンスも次々と蓄積されている。 日本でも地域の福祉的支援者を中心に広まってきているが、医療、特にヒエラルキーができやすい医師が一番遅れている。
多すぎる精神科病床も問題であり、バックアップとしての病床は必要かもしれないが今の1/100くらいでいいだろうとのこと。
しかしそのためには地域も、家族も、収容主義、収容文化を捨てなきゃいけない。このブームを実質的な変化につなげるために文化を変えるために保険点数収載を目指しているとのこと。

家族も支援者もできることから始めてほしい。普及するように声を上げて欲しいとのことでした。

(斎藤環先生の、ひきこもり支援の研修会のレポートはこちら)

先日、これからの障がい者との関わりを考える会(交流会)に参加してきました。

なんなん広場の工作室が会場だったのですが

はじめて入いりました~。こんな部屋もあったのね・・・。

企業や支援者が集まるとの説明だったので、どこぞの会社のおえらいさんが来るのかと、ちょっと期待半分だったのですが・・・。

8割くらいは就労支援施設職員だとか、障害者支援団体スタッフ、自閉症児や発達障害児の親、行政の人もちらほら(本人も障害者)など30名ほど参加。

ううん・・・やっぱこうなりますか・・・。

議題を提案したのはわたしだけでした。

障害者の就労をテーマにお話を30分だけしました。

あるあるラボからはわたしの他に、われらがkimura氏と参加です。

kimura氏の了解をいただいて、リアルな実体験を事例に使わせてもらい、社会への疑問や納得できない想いを、存分に吐かせていただきました。

その後活発な意見もでました。

障害者を上に見る必要も下にみる必要もない。

健常者の立場から、みんなわからないからちゃんと言って欲しい。

など。

わたしの意見は

わたしらはマニュアルで生きているわけではない、人間を見て欲しい。

kimura氏の苦悩はここが欠けていたのではないか、というつもりで発言したんですけどね。

ちゃんとわかってもらうには、何度でも伝えていく必要があると痛感しました。

これからも、継続してこの交流会はやってくれるそうなので、ぜひ参加できる方は積極的に参加してください。

100円でお茶がでます~

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この記事では、
知ったつもりの発達障害 〜伝えあおう わかり合おう〜の
内容について、レポします^^

●前半:樋端佑樹先生のお話

40分という時間の中で、36枚のスライドを用いて、
発達障害についての基本的なことを教えていただきました。

主要な論点は、こんな感じ。

●人間の発達について

●多数派と少数派の発達の特徴

●ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠陥多動症)、LD(学習障害)
DCD(発達性協調運動障害)などの具体的な障害について

●発達障がいを持つお子さんの子育てについて

子育て支援やスクールカウンセリングの場でも、
「発達」についてのご相談は、ダントツに多いのですが・・・

わが子が発達障がいがそうでないのか、にかかわらず、
先生がおっしゃっていた子育てについての論点は、
とても大切です。

わたしが、やっぱりここだよね! と思う点を3つ挙げるなら、

1.個別に配慮された丁寧な子育て

2.オモロイ感じの子どもを、ええ感じの大人に

3.努力や根性ではなく、創意と工夫

です。

要は、発達障があってもなくても、
お子さん一人ひとりの「個性」=「得意・苦手の特徴」のがありますから、その特徴を見極めて、
苦手なこと=できないことは、配慮と支援で、できやすくするサポートを、
得意なこと=突き抜けていることは、それが発揮される環境で、子どもの成長につなげる!

なんで、できないの!?
ではなく
どうすると、できるかな?

この発想です。

まずは、大人が子どもの個性を見極めて、
適切な支援をしていけば、
子どもは、自分を適切に理解していくことができます^^

自己理解があれば、できないこともなんとかやれるように工夫したり助けをもとめたりすることができ、凸凹があっても、凸凹のままで、なんとか生き抜くことができます。

先生のお話の中でも、
あ、いいなと思うことは、ぜひ取り入れていただき、
お子さんを「ええ感じの大人」に育てる輪を広げてほしいなと思いました^^

・・・そうはいっても、
自分の場合、どうしたらいいの? と思いますよね。

後半の当事者の方たちの語りに、
そのあたりの具体的なお話が満載でした!

次の記事では、座談会のレポを書きますね!

まだ続く・・・。

【この記事を書いた人】

上間春江(臨床心理士)

虹のかけはし/子どものミカタプロジェクト代表
https://happy-mirai-create.jimdo.com/
ブログ
https://ameblo.jp/happy-mirai-create

よく晴れた初冬の日曜日。
諏訪湖畔の片倉館でマルシェ・ド・ノエルというワークショップやフリーマーケットの持ち寄りイベントが開催されました。
発達障害啓発週間に建物(高島城)を青く染めた諏訪のブルーライトアップの関係者が中心になっての実行委員会形式で開催です。

実は今年で3回目だそうですが、歴史と文化の片倉館での開催は初めてだそうです。
片倉館は岡谷の製糸工場などの工女の娯楽施設でもあった温泉入浴施設で、千人風呂で有名です。

今回は大広間を借り切っての開催でした。

かっこいい建物です。

工夫を凝らされた現代建築の塩尻えんぱーくなどもいいですが、松本の”あがたの森文化会館”や諏訪の”片倉館”などの古い歴史的な建物も味があっていいものですね。

 

ツリーなど素敵な建物でクリスマスにの飾り付けもなされ、地域に広く声をかけているのこともあり福祉系のイベントという感じのしないオシャレな雰囲気でした。
参加者も子ども連れを中心例年以上の大勢の参加者がありました。

手作り小物のワークショップ、物販、プラレールコーナーなど様々な持ち寄り企画があり、ステージでは様々な音楽の演奏が次々に。本格的なジャズや歌もありました。
子どもも大人もジャズっぽいトランペットのトトロで大興奮。

せっかくのイベントであり発達障害に関しての啓発をと依頼があり、あるラボなどのイベント情報や日常生活に役立つグッズなどを紹介するコーナーをつくって参加してきました。

各種パンフレットなどに、イヤーマフやノイズキャンセリングのヘッドフォン、フィジェット(ハンドスピナー、グニュグニュボール、石)なども試していただきました。子どもたちにも人気でした。
親子連れや支援の仕事をされている方などに対して、おめめどう®さんのコミュメモや巻カレンダーなどのグッズについても説明をしました。

「ASDの方には筆談は音声言語の10倍くらい伝わります〜。
選択肢をつけて聞いてくださいね。
見えない理由を説明してくださいね。
決まったコミュニケーションのツールがあると先生や支援者がかわっても型がきまっていいですよ。」
などと説明・・。

「知らなかったです〜。いいですね〜。」、と興味をもっていただけたようです。

 

スーパー心理士集団の子どものミカタプロジェクト(ミカプロ)のコーナーも・・。