作成者: ひろりん
特別支援学校の学校祭に思うこと
イレギュラーなことが苦手なお子さんがほぼなのに、なぜやるのか?
学校祭をやることで、特別支援学校にはどんなお子さんが通っていて、どんなことをしてるのかを地域住民に知ってもらうため、というのが結論。風通しをよくする、という目的もあるのか。
インクルーシブ、合理的配慮、意思決定、自己選択などが言われる昨今、有無を言わせず全員参加型のこのイベントが果たして子どもたちにとっていいのか?もちろん参加したいお子さんは参加すればいいし、参加したくないお子さんの活動も考えて欲しいなぁと思いました。そんな選択ができる学校であって欲しい。
これは特別支援学校に限らず、特別支援級に在籍しているお子さんにも言えることですね。
(シェア)「発達障害者の理解と対応について」
「発達障害者の理解と対応について」
講師は国立重度知的障害者総合支援施設 のぞみ園 日詰正文先生でした。
冒頭からケースのお話し、本題に入るまでに数十分。癒しの声色にもってかれる(笑)
ご本人も「眠気を誘う声なので、寝てもらって構いません」とおっしゃられスタート。
時折ワーキングを交え、終始和やかな雰囲気での研修でした。具体的で実践的な内容に大満足しました。以下レポです。
[現状と対応について]
・発達障害ということば自体の認知度は上がってきたが、実態を知らない。
・発達障害と診断された場合に「残念ですが」といういい方は絶対しない、
「特性を知って前向きに生きていきましょう」
・かっこいい当事者のエピソードを語る
・ADHD、ブレーキがかかった瞬間に褒めること、これは依存症の対応と同じ。
・障害者虐待対応、叩く瞬間に止める練習をする、止めてもらう練習をする。
・「こだわり」の強さ、以前に成功した方法をやり続ける、違う方法の提案=修正。
・発達障害児者の視野について、中心よりも周りがよく見える=周辺視野の拡大。物が
見えすぎて困る。音が入りすぎる、物が見えすぎる=注意を向けられずに困っている⇒環境調整を。
・専門職はいま上手にできている人を褒めること、すなわち知識を持つこと。
・情報量が多くて困る、うまくいった体験を繰り返す、前やってたやり方にこだわる⇒
選択肢を増やすこと。叱るだけではなく、○の台本を練習する。
・SST、機能分析の難しさ、失敗しそうな場面ほど練習が必要。
・強度行動障害:スタッフが同じことをする、一貫性をもたせる
[課題]
・学校でやっていることがその先につながっていない。学校と企業・病院の連携をもっ
と密に。何もすることがない時間に不安になり暴れる、日課を組み立てるなど学校の先
生が知っている。このあたりは文科省に提言している。
・家族へのアプローチが医療ではしづらいので福祉サービスの中で。
・病院に訪問してコミュニケーションがとれるように予算化された(重度訪問介護)福祉との連携を密に。

研修報告「発達障害児の偏食について」
「発達障害児の偏食について」松本管内保健師・管理栄養士会合同研修会に参加してき
ましたのでレポします。講師はNPO法人未来の風 理事長 北野とみ江先生でした。
偏食への対応は食にとどまらず、その子の生きにくさ、特性に合わせた様々な工夫をし
続け、安定した生活を作ることである。それができるように親、家族を支えることが、
その子に関わる支援者がしていくことである。全体の中に「食」がある。「食」につい
ての課題が解決すると全体へつながる。うまくいったという体験を児だけでなく、母親
にも持たせる、そしてそれを応用していくことが大切。発達障がいを持つ子供達の特性
を多面的につかむことが大事!
偏食=感覚(味、食感、温度、臭覚の過敏さと鈍感さ)の特性+こだわり行動
感覚特性については、本人しかわからない辛さがある。例えばご飯を食べても砂を食べ
ているような感覚。無理して食べさせず、スモールステップで食域を広げる事。離乳食
で食べれていたものは、食べられるようになる。食域が広がるのは長期間かかるので、長い目(8~9年かかることもある)でみること。
※ちなみに私の次男(中度知的+自閉症)は食に関する感覚は鈍感で、偏食については困らなかったです。未経験の物は食べないくらい。ただし、食事のマナーについては課題が多くあります(^_^;)
一緒に療育したお友達はカレーはルーと米を分けて食べるとか、飲み物はまぐまぐでしか飲めないとか、食べ物は野菜ジュースのみってお子さんもいました。
【具体策】
・保育園と連携して、食べられたものは保育園のレシピ通りに作る。
・視覚優位の児が多いので、ポテトサラダのようなごちゃ混ぜになった料理は苦手、料理の正体を知らせるために、この料理にはこの食材が入っていることを視覚支援(イラストにする)するなどの工夫をする。
・ひと口食べたら動くような遊び食べをする場合は、「もうおしまいにするんだね」と言って片づけてしまう。
・臭覚過敏の場合は、隣の席の食べ物の臭いが気になることがあるので、机を離すなどの環境設定を。
・パターン化したらきちっとやれる児が多いので、習慣化されるまで親が頑張る。

実は北野先生は子どもを療育してくれた先生で、久しぶりに逢えてうれしかったです。愛があるんだよな~。
最後に北野先生より、支援者として、母親を孤立化させないこと、誰に言えば助けてもらえるのかを伝える事。支援者が分かっていることは点でしかない、成人になってしまった発達障害当事者に幼児期にどうして欲しかったか教えて欲しい。家族が抱え込まずに外に発信していくこと、困った事は困ったと言えることが大切であるとのお話しでした。
あるラボの意義ここにあらん!!みんなつながっていくよ~♪
(ひろりん)
(口コミ)10月4日(木)、11月7日(水)@梓川 新美先生講演 子どもの発達について~定型発達と発達障害~
(口コミ)11月17日(土)@松本 日詰正文先生~発達障害の理解と対応~
[発達障害の理解と対応]
平成30年11月17日(土)10:00~15:00
長野県で長らく発達障害にかかわられ、厚生労働省の発達障害專門官として政策にかかわられた後、今年から国立のぞみの園研究所長に赴任された日詰正文先生(言語聴覚士)の研修です。

長野県看護協会会館(信大病院前)
・・・原則として保健師、看護師、准看護師向けのようです。


