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あるラボについて

あるあるラボは長野県中信エリアを拠点に活動する発達障害のピア(当事者どおしの助け合い)サークルで、「大人の部」「親子の部」があります。

社会で少数派の脳のタイプの人が集まり当事者、親を中心に支援者、医療、教育、福祉の関係者もいっしょにオープン、フラットな場で集います。

会ではそれぞれの体験や役立ち情報や生活上の工夫などをシェアし、サバイブする方法を研究する自助グループを定期開催しており、気づきと癒やしを得ることができます。

最近はこの領域を目指す医療や福祉の学生さんも参加者してくれるようになりました。


発達障害あるあるラボは2016年7月に、長野県松本市のあるぷすメンタルクリニックに通院している成人当事者を中心に、当事者同士があつまって情報交換できる場があればいいねと誕生しました。

当初はクリニックの小部屋や、福祉事業所の運営するカフェなどで平日に月1回程度ほそぼそと開催されていました。徐々に参加者が増え、途中からは週末に公民館を会場に場所を変えながら開催してきました。

就労や福祉制度の活用について、お薬について、医療との付き合い方、生き方、余暇活動、パートナーシップなどさまざまなテーマで情報交換してきました。

そのうち発達障害をもつ子どもについての話題を中心に話したいという声もあり、2017年2月からは学校や教育、思春期、親子関係などをテーマに、親子で参加できる親子編を開催しています。子どもが発達障害なら親も多かれ少なかれ特性はあるだろうというのが前提です(^_^;)。

先輩親や、成人の当事者が工夫や経験などを話したりしていい感じです。

発達障害あるあるラボのトークを定形の人や発達障害に関わる人達にも広く一般の関心のある人にも聞いてもらえば面白いし、求めている人もいるよねと、2018年4月の発達障害啓発週間には、親子グループと大人のグループのメンバーが合同で、学校の先生やカウンセラー、就労支援に関わる支援者なども招いて初の啓発イベントとして塩尻でトークライブを開催しました。

筋書きなしのぶっつけ本番でしたが、話せる当事者、当時者兼支援者がスピーカーとして話し、会場からの質問(メール、マイク)を聞きながら話をすすめました。

発達障害啓発週間に中信地域で他の啓発イベントがなかったことから、ブルーライトアッププロジェクト、レイルウェイプロジェクト、当事者の作品の展示、トーメ☆FUKUのミニライブなどさまざまな企画が相乗りし、結局100人近くの参加者があり盛り上がりました。

当事者の体験世界を言葉で語れる新たな才能も発掘されました。

その後も大人編と親子編を、それぞれほぼ隔月で開催しています。

これまで、あるぷすメンタルクリニック、カフェだ・もんで、塩尻えんぱーく、なんなん広場、あがたの森文化会館、明科ひまわり、豊科きぼう、大町市総合福祉センター、池田町やすらぎ、などで開催してきました。

はじめた当初は数人での開催でしたが、ニーズはありありで、トークライブ後には多いときは30に人を超える参加者があり、会のあり方を検討しているところです。

2018年度は塩尻総合文化センターでゲストもよびさらに大きく啓発イベントを開催でき、他の団体ともつながりを深めました。

啓発目的のイベントとセルフヘルプグループを分けていく必要を感じています。

思春期や余暇活動のグループもニーズが有ると感じています。

また親子ラボで、放課後等ディサービスなどを使っていない親が子ども連れで参加できるようにするためには、子どもと関わってくださるボランティア(松本大学や信大の学生さんも来てくれたりしています)や子どもむけの企画もやりたいですね。

スタッフも皆、ボランティアですので、運営に無理がかからず楽しんでやれる範囲で、今後の会の形も変えながら(これも含めてラボです)発展させていきたいと思っています。

また、他の疾患や障害等でも、あるラボ形式の当事者グループが増えればいいなとおもっています。

ピンと来た方はご参加ください!

また、いろいろな立場からの参加者、運営にご協力いただだける方を募集しています。