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塩尻中学校”ふれあい学習”におじゃましてきました

7月19日14:25~

塩尻中学校「ふれあい学習」の一環として、あるあるラボから幅、河西、上村の3名でおじゃましました。上村が地域ふれあい学習講師として依頼を受けたのですが、やはりテーマがテーマだけに伝えるべきものを伝えたいとの思いがあり、あるあるラボ運営グループにお声かけさせていただきました。

結果良かったと思います。立場も発達傾向も様々な3名が、それぞれに思いを伝えることができたと思います。幅さんのさえわたったファシリテーターぶり、河西さんによる保健師としての体験から熱く発達障がいについての語り口、さらにわたしの当事者体験が交差して、一部でも今どきの中学生に伝えらる機会を与えられたことは感謝でした。

地域ふれあい学習の1つに「発達障がい」があるらしい
いくつかある社会学習の1つだったらしい

それにしても、おとなしく行儀が良い、発言ほぼなく聞くだけ。全体になんとなくどよ~んとよどんだ空気に、3人とも一様に違和感を受けました。これは教育のたまものなのか・・・。

もしかして空気読んでる?

いちかばちか「空気読まなくていいよ~」と呼びかけたら、意見がポンポンと飛び出したところをみると図星だったらしい。

全体的に疲れている感じが伝わってきます。

最後にグレーの発達障がい当事者を自覚する生徒さんから「ほかにも仲間がいると知ってうれしかったです」とお声かけていただいて、救われました。

リアルラボが開けるようになったら、おいでね。

他参加メンバーの後日コメントをあげておきます。

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発達障害あるあるラボにやってきてからどの位経過したかはすっかりわからなくなりましたが(多分2018年には居た気がする)とうとう出前講座に出動する身の上になりました。

というか、メンバーさんの受けたお話に軽いノリでホイホイ顔を出したというのが実情です。

中学生向けに発達障害の話をしようというなかなかない機会。

「皆さん、クロームブック持ってるでしょ?

 発達障害の一般的な事はGoogleで検索するか『Hey!Siri!』って言ったら大体答えて貰えますんで、今日はその辺喋りません。自分で調べて下さい。」

って言った瞬間に『聞いてない!』って顔をした先生と社協のコーディネーターさんの顔が忘れられません。

中学生に囲まれる機会も早々ないので、自由に返答できる問をスタート前に行いました。

『自分の好きなものおすすめしたいものを教えて下さい』

この問いに一斉にざわざわする子供たち。そして聞こえる『流行りなんかわからないよ』の一言。

『流行りは答えなくていいからね。自分が好きで他人に教えたいものを教えて』

この一言で、ブラックサンダーのアイスが美味いのと、Spy×Familyを見るようお勧めされました。

およそ2時間、静かに席に座り続ける子供たちと、声を出すよう求めても声が出ない子供たちの姿に、コロナで子供に課してしまった事はなかなか大きい枷だったのかもしれないなあなんておばちゃんは思ったりしたのでした。

自宅に帰って旦那と話をしたところ

『まあ、中学生に好きなものを聞くとか、そりゃ2重も3重もハードル高いだろう』

とサラッと言われてしまいました。

私たちは一瞬来て帰る人。

彼らは学校で学ぶ人。

外部からやってきた人間が不用意に聞いてうっかり発した一言でお互いを突き合うネタにする不心得者も居るかもしれない。

そもそも、学校で自分を語ることにどんなメリットがあるか準備もないもの、する訳がない。

学校ではモブ。真実の表情を見せて話せるのは、学校内でも気を許せる友人位なもので、ポッと出のおばちゃんに話す事もないだろう。

ああ、なるほど。確かにそうだ。思い出した。中学校って突然人間関係が面倒になる場所だったとはたと思うおばちゃん。

勉強も課題もやる事が多いし、誰かの顔色は常に窺わなきゃいけないし、つまらないことに気を遣うことが異常に多くなる。それが中学生。

一緒に行ったあるラボメンバーが「どうして福祉なんか選択したの?」と休み時間にサラッと男の子に質問した。

『見え方が広くなるかなって思ったんです。』

即答する男の子。

考える力も行動力もきっとある。だけど、それを表に出すと面倒ごとに巻き込まれる。目立つことってきっと中学校生活のリスクになるんだろうなあ。

なんだかそういった自分の中の中学校の色々な記憶を辿りながら過ごせた2時間でした。

『他人と自分の考えが一緒とか思っちゃいかんよ

 自分がからかっただけと思っても

 相手は酷く傷つくことがある

 やばい奴とやばい場所からは逃げたらいい

 愛想笑いで返事をしたら

 OKと思われて面倒なことになる

 あと、自分のプライドもあるだろうけど

 大人は頼ったらいい』

この辺のライフスキルは、今日出掛けたあるラボメンバーが全員一緒の思いでいるところでした。

大人しく他人の考える答えを探す勉強ならやめときなさいよと思う大人3人と、平日に平気な顔してやってきた謎の子供二人による発達障害あるあるラボ出前講座でした。

こんな形で発達障害あるあるラボをやるのも、いいもんですね。(幅ひろこ)

最初に「あなたが興味あるものは?」とでだしで質問してみた(河西ひろこさん板書)
最初に「あなたが興味あるものは?」とでだしで質問してみた(河西ひろこさん板書)

大人3名+お子2名で行ってきました。

2時間!(◎_◎;)

子どもたちよく座っていられるなと感心。オレ無理🤣

ちょっといい子さんたちすぎる⁉️と若干の違和感。

最近の中学生について、親分に聞いたら、そんなもんだとのことだ。

えーまじか。

オレ中2の時、喫煙してたからねwww

ヤンキーも最近はいないそうです。

ほかの楽しそうな講座ではなく、あえて福祉をチョイスしてくるところ。

長時間、ネタ無くなるんじゃ⁉️と思ったが、ひろぽんのファシリと喋りがすごくよかった。

腕を上げたな。さすがです。

いつもは一人で講演することが多いけど、仲間と一緒にやるのも楽しい。

そういや、この三年、トークライブやってねーしな🙄

“仲間がいる”

“一人じゃないよ”

オレはそこだけ伝えたかった。

ちゃんと伝わったので💮

また、みんなで行こう✨

#出前講座 やりまっせ〜行きまっせ〜✨

ご入用の方どうぞお声かけください。(河西ひろこ)

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(写真はすべて河西ひろこさんによる)

公開日 カテゴリー イベント報告, 子ども

聡美上村について

虐待体験者、ADHDとアスペルガー症候群保有のハイブリッド。うつ病2級の精神障がい者福祉年金受給者。2014年にアルプス実践カウンセリング(北澤康吉氏代表)にて、カウンセラー3級取得。研修生らと共にのぞみカウンセリンググループをたちあげる。自身の体験をもとに当事者会をしばしば開催しています。

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